人の不幸で笑う二歳児!「メシウマ」は先天的な反応だった!
子どもは純粋だとよく言います。
僕も外ではしゃいでいる少年たちをみるとそう思います。
まぁ僕も中身はまだ少年ですけどね(笑)
大人でもあの純粋な気持ちは忘れたくないものです。
少年たちの心はきっと淀みがない綺麗な心を持っているのでしょうね。
で、今日見つけた記事はこちらです。
うん?2歳児が「メシウマ」とかやるのですかい?
子どもは純粋。そんな先入観を打ち砕く内容じゃないですか。
人の不幸を見て笑う二歳児・・。想像したくないですね・・。
というわけでこの記事を見てみました。
実験内容と結果
どんな実験をしたかをまず簡単に説明します。
イスラエルのハイファ大学の研究でこの実験は行われました。
被験者は母親とその子ども(2~3歳ぐらい)とその子どもの友達。
計三名ですね。
この実験では二つのシナリオを行います。
で、母親は二つの役を演じるよう言われました。
一つ目のシナリオは「平等」を表わすもの。
まず子ども同士で二分間遊ばせます。
そしてさらに二分間黙って母親一人で読書します。
もう一つのシナリオは「不平等」を表わすもの。
こちらは母親が自分の子どもの友達だけを膝に乗せ、本を読み聞かせます。
要は自分の子どもにはかまわないで、その友達だけをかまっている状況ですね。
そしてこの二つのシナリオの最後は母親が誤って本の上に水をこぼします。
その様子を自分の子どもがどんな反応を示すのかを見るというものです。
まず平等のシナリオの場合では
子どもは喜びのリアクションなどは見られませんでした。
ですが不平等のシナリオの場合は
子どもは飛び上がって手を叩いて喜ぶ様子が見られました。
この結果により2歳児の子どもでも人の不幸を見て喜ぶことがわかりました。
シャーデンフロイデって何?
「人の不幸は蜜の味」とはドイツ語で「シャーデンフロイデ」と言います。
上記の実験もシャーデンフロイデを見るものでした。
シャーデンフロイデは不満を感じた人にとって、他者が不幸に陥ると消極的な形で復讐がなされるために喜びを感じる性質を持っています。
「消極的な形で復讐がなされる」とは自ら手を下さないで他者が不幸になることです。
要は嫌いな奴の不幸話を聞いて「ざまぁ」と思う。
そういった感じですね。
シャーデンフロイデは他者に対する復讐心の存在が原因と思われてます。
シャーデンフロイデは自然な反応
2013年の実験結果から4歳児の子どもでもシャーデンフロイデを
感じると分かっています。
また二歳児でも感じることからシャーデンフロイデは先天的なものであり、
不平等や不公平に対する自然な感情であることが分かりました。
犬やサルでもシャーデンフロイデを感じるようです。
なるほど。二歳児がメシウマと感じることは人間にとって普通な事だったんですか。
そして僕の感情も普通でしたか(笑)
そしてこの感情は「成長のごく正常で健康な過程」だそうですよ。
ちなみにこの研究を行ったシモーヌ=シャメイ・ツォーリ教授が言うには
シャーデンフロイデは年齢を重ねれば軽減されるようです。
えっ?僕は軽減されたのか?これで?
ま、まぁこれから軽減されていくのでしょう。
今日の考える~純粋がわからなくなってきた~
今回の内容は最初はびっくりしましたけど普通のことだそうです。
良かったのか悪かったのか・・。
子どもに純粋だとかを押し付けちゃいけないなと思いましたよ。
というよりか純粋ってなんだろうとも思いました。
人間らしいことが純粋なのか・・。
となるとシャーデンフロイデは普通の感情であるため純粋なものです。
なのでその意味では子どもは純粋、もとい感情に正直と言えます。
というよりか人間らしいってなんだ・・。
これを考えると長くなりそうですね。
ともあれ「メシウマ」、「人の不幸は蜜の味」を子どもが感じるのは
ごく正常な反応であることがわかりました。
成長すれば軽減されるそうなので安心しましょう。
ただどうやって軽減するんだろうか・・。
今日はこれで終わりにします。最後までありがとうございました。
この記事を書くに当たって下記のサイト様を参考にさせていただきました。
ありがとうございました。
人の不幸は蜜の味? 2歳児にも他人の不幸を喜ぶ感情があることが判明(イスラエル研究) : カラパイア